なぜ働いていると本が読めなくなるのか

書誌事項

なぜ働いていると本が読めなくなるのか

三宅香帆著

(集英社新書, 1212B)

集英社, 2024.4

タイトル読み

ナゼ ハタライテ イル ト ホン ガ ヨメナク ナル ノカ

大学図書館所蔵 件 / 26

この図書・雑誌をさがす

注記

参考文献一覧: p277-285

内容説明・目次

内容説明

「大人になってから、読書を楽しめなくなった」「仕事に追われて、趣味が楽しめない」「疲れていると、スマホを見て時間をつぶしてしまう」…そのような悩みを抱えている人は少なくないのではないか。「仕事と趣味が両立できない」という苦しみは、いかにして生まれたのか。自らも兼業での執筆活動をおこなってきた著者が、労働と読書の歴史をひもとき、日本人の「仕事と読書」のあり方の変遷を辿る。そこから明らかになる、日本の労働の問題点とは?すべての本好き・趣味人に向けた渾身の作。

目次

  • まえがき 本が読めなかったから、会社をやめました
  • 序章 労働と読書は両立しない?
  • 第1章 労働を煽る自己啓発書の誕生―明治時代
  • 第2章 「教養」が隔てたサラリーマン階級と労働者階級―大正時代
  • 第3章 戦前サラリーマンはなぜ「円本」を買ったのか?―昭和戦前・戦中
  • 第4章 「ビジネスマン」に読まれたベストセラー―1950〜60年代
  • 第5章 司馬遼太郎の文庫本を読むサラリーマン―1970年代
  • 第6章 女たちのカルチャーセンターとミリオンセラー―1980年代
  • 第7章 行動と経済の時代への転換点―1990年代
  • 第8章 仕事がアイデンティティになる社会―2000年代
  • 第9章 読書は人生の「ノイズ」なのか?―2010年代
  • 最終章 「全身全霊」をやめませんか
  • あとがき 働きながら本を読むコツをお伝えします

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示

詳細情報

ページトップへ