「笑っていいとも!」とその時代

書誌事項

「笑っていいとも!」とその時代

太田省一著

(集英社新書, 1206H)

集英社, 2024.3

タイトル別名

笑っていいともとその時代

タイトル読み

ワラッテ イイトモ ト ソノ ジダイ

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内容説明・目次

内容説明

一九八二年から二〇一四年まで約三二年間にわたり放送された国民的人気テレビ番組『笑っていいとも!』。戦後の闇市から発展した新宿でスタジオアルタを拠点とし、タモリが司会を務めた、いまだ語り継がれるテレビ番組である。司会者タモリおよび『いいとも!』を考察することは、テレビのみならず戦後日本社会を考察することにもつながる。それは、現在のネット社会におけるテレビの可能性をも浮き彫りにさせることになるだろう。衝撃のグランドフィナーレから一〇年を迎える今、改めて『いいとも!』とは何だったのかを問う。

目次

  • はじめに なぜいま『笑っていいとも!』なのか? 1982年のテレビジョン
  • 第1章 「密室殺人」タモリが昼の司会に抜擢された理由
  • 第2章 「テレフォンショッキング」という発明
  • 第3章 「国民のおもちゃ」を演じたタモリ―「仕切らない司会者」と「無」への志向
  • 第4章 視聴者を巻き込んだテレビ的空間―芸人と素人の共存と混沌
  • 第5章 聖地・新宿アルタ―「流浪のひと」タモリが新宿で芸人になった理由
  • 第6章 『いいとも!』と「フジテレビの時代」―80年代テレビの熱狂と冷静のあいだ
  • 第7章 『いいとも!』と「お笑いビッグ3」―タモリ、たけし、さんまの関係性
  • 第8章 『いいとも!』の個性的なレギュラー陣たち
  • 第9章 SMAPが『いいとも!』にもたらしたもの
  • 第10章 「グランドフィナーレ」を振り返る―なぜテレビ史の伝説となったのか
  • 終章 『いいとも!』は、なぜ私たちのこころに残るのか?―戦後日本社会とテレビの未来
  • おわりに テレビが初めて迎える「戦前」

「BOOKデータベース」 より

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