「序文」の戦略 : 文学作品をめぐる攻防

書誌事項

「序文」の戦略 : 文学作品をめぐる攻防

松尾大著

(講談社選書メチエ, 795)

講談社, 2024.2

タイトル別名

序文の戦略 : 文学作品をめぐる攻防

タイトル読み

「ジョブン」ノ センリャク : ブンガク サクヒン オ メグル コウボウ

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注記

文献一覧: p277-298

内容説明・目次

内容説明

書物の冒頭に置かれた“序文”は、ただの添えものではありません。文学作品であれ、学術的な書籍であれ、著者が非難や攻撃や異議申し立てを受けることは今もあります。それに対して沈黙を貫く人もいますが、次の著作で反論したり、あるいは言い訳したりする著者もいます。その戦いの場として使われる“序文”には、読者が気づかないように武器が仕込まれているものです。修辞学の第一人者が文学を中心にした古今の作品を渉猟し、“序文”に仕掛けられた多様な作戦を紹介する、これまでになかったユニークなレトリック案内。

目次

  • 第1部 序文の防御戦略を記述するさまざまな理論(伝統レトリック;メタ談話;ポリフォニー;読者;言語行為;ポライトネス)
  • 第2部 攻撃側のさまざまな訴因(瀆神;猥褻;剽窃;背徳と反体制;性別や人種に関する規範に違反;有害無益;虚偽と実在指示;ジャンルの規則に違反;悪文;不出来)

「BOOKデータベース」 より

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