異国の夢二
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異国の夢二
(講談社選書メチエ, 787)
講談社, 2023.6
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イコク ノ ユメジ
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文献一覧: p325-331
Description and Table of Contents
Description
「夢二式美人」と呼ばれる美人画で今日も人気の高い画家であり、「宵待草」をはじめとする詩文で名を馳せた文筆家でもある「大正ロマン」を代表する竹久夢二(一八八四‐一九三四年)。その夢二が四九年の生涯の最期に至って、アメリカに始まり、ドイツ、フランス、スイスなどをめぐり、さらに台湾を訪れる旅の日々を送ったことはあまり知られていない。帰国した翌年に死を迎えたために謎として残された夢二の「外遊」がもつ意味を豊富な資料を元にたどる旅。稀代の思想史家が晩年のライフワークとして手がけた遺著。
Table of Contents
- 第1章 外遊に至る道(誕生から上京まで;キリスト教と社会主義 ほか)
- 第2章 アメリカ合衆国の世界 一九三一年五月〜三二年九月(多様なハワイ;地震と恐慌のサンフランシスコ ほか)
- 第3章 あこがれのヨーロッパ 一九三二年一〇月〜三三年八月(ヨーロッパ上陸;芸術の都パリ ほか)
- 第4章 最後の旅・台湾 一九三三年一〇月〜一一月(日本最初の植民地;昇る武二と沈む夢二 ほか)
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