諜報・謀略の中国現代史 : 国家安全省の指導者にみる権力闘争

書誌事項

諜報・謀略の中国現代史 : 国家安全省の指導者にみる権力闘争

柴田哲雄著

(朝日選書, 1025)

朝日新聞出版, 2021.10

タイトル別名

諜報謀略の中国現代史

タイトル読み

チョウホウ・ボウリャク ノ チュウゴク ゲンダイシ : コッカ アンゼンショウ ノ シドウシャ ニ ミル ケンリョク トウソウ

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注記

関係略年表: p296-307

引用・参考文献一覧: 巻末p31-42

内容説明・目次

内容説明

ウイグル族への「ジェノサイド」、国家安全維持法による香港民主化運動への弾圧、日本人スパイの検挙・拘束などを主導する国家安全省。同省などの情報機関は人民解放軍などとも並ぶ暴力装置であり、習近平国家主席はいまだそれらを完全掌握しているとは言いがたい。中国共産党の情報機関の設立は20世紀前半に遡り、中国国内で国民党と暗闘し、時に日本軍とは敵の敵としての関係を結ぶ一方で、党内における毛沢東の絶対的権威の確立を目指して活動してきた。共和国成立後も、毛沢東から習近平に至るまで、最高指導者の政敵を追い落とすことを主たる活動の一つとしてきた。同省指導者たちはどのように権力者を見極め、政敵を迫害したのか。なぜ権力に近づきながら、その多くが悲劇的な末路をたどったのか。同省指導者たちの歩みから中国現代史のもう一つの側面を描き出す。

目次

  • 第1部 歴史編(潘漢年;康生)
  • 第2部 現代編(喬石;周永康;国家安全大臣列伝;習近平政権の動向)

「BOOKデータベース」 より

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