グロティウス『戦争と平和の法』の思想史的研究 : 自然権と理性を行使する者たちの社会

書誌事項

グロティウス『戦争と平和の法』の思想史的研究 : 自然権と理性を行使する者たちの社会

山内進著

(Minerva人文・社会科学叢書, 249)

ミネルヴァ書房, 2021.6

タイトル別名

グロティウス戦争と平和の法の思想史的研究 : 自然権と理性を行使する者たちの社会

タイトル読み

グロティウス『センソウ ト ヘイワ ノ ホウ』ノ シソウシテキ ケンキュウ : シゼンケン ト リセイ オ コウシ スル モノ タチ ノ シャカイ

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収録内容

  • 『戦争と平和の法』はなにを論じようとしたのか
  • グロティウスははたして近代的か
  • 「完全な共同体」とグロティウスの国家思想
  • 『戦争と平和の法』の思想史的意義
  • 「諸国民間の共通法」と理性を行使する者たちの社会
  • 近世ヨーロッパのフロンティアと国際法の思想
  • 人類の敵
  • グロティウスのアンビヴァレンス
  • グロティウスの伝統
  • グロティウスと二〇世紀における国際法思想の変容

内容説明・目次

内容説明

「国際法の父」として名高いグロティウスの『戦争と平和の法』は、法学の最大の古典である。本書は、従来、主に国際法と国際政治の世界で評価されてきたこの書を、ホッブズに先行する近代的政治・社会思想の先駆的著作として捉え直す。『戦争と平和の法』の構想を、新しい時代を切り開く思想として、個人、国家、国際社会という構成要素との関連の中で読み解くことで、西洋法制史や国際法学はもとより、政治・社会思想史のこれまでの常識に挑戦する。

目次

  • 『戦争と平和の法』はなにを論じようとしたのか
  • 第1部 近代思想とグロティウス(グロティウスははたして近代的か;「完全な共同体」とグロティウスの国家思想;『戦争と平和の法』の思想史的意義;「諸国民間の共通法」と理性を行使する者たちの社会)
  • 第2部 グロティウスとヨーロッパの拡大(近世ヨーロッパのフロンティアと国際法の思想—オランダ東インド会社とグロティウスの自然法的私戦論;人類の敵—グロティウスにおける海賊と航行・通商の自由)
  • 第3部 グロティウスと現代(グロティウスのアンビヴァレンス—国家主権と人類の共通利益;グロティウスの伝統—国際法の思想史と国際社会;グロティウスと二〇世紀における国際法思想の変容)

「BOOKデータベース」 より

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