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子ども虐待防止支援の実証分析 : 近代家族イデオロギーを超えて

栗山直子著

(MINERVA社会福祉叢書, 66)

ミネルヴァ書房, 2020.9

Title Transcription

コドモ ギャクタイ ボウシ シエン ノ ジッショウ ブンセキ : キンダイ カゾク イデオロギー オ コエテ

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Note

引用・参考文献: p141-149

博士論文(関西学院大学, [2017])を大幅に加除修正したもの

Contents of Works

  • 近代家族イデオロギーという呪縛
  • 「母性的な母親」と「滅ぼそうとする母親」
  • 近代家族イデオロギーによって急かされる「自立」
  • 母親役割と意味づけに関する調査
  • 子ども虐待の一因としての近代家族イデオロギー
  • 近代家族イデオロギーからの脱却
  • もう1つの社会的養護

Description and Table of Contents

Description

社会が大きく変容しているにもかかわらず、我々は近代以来の「理想の家族像」という固定観念、つまり近代家族イデオロギーに生き方を規制され、子ども虐待という弊害まで生みだした。そうした虐待のケースをグラウンデッド・セオリー・アプローチで分析し、発生のメカニズムを明らかにするとともに、個人の意味づけや家族の関係性など家族内部に目を向けることの重要性を説く。

Table of Contents

  • 第1章 近代家族イデオロギーという呪縛
  • 第2章 「母性的な母親」と「滅ぼそうとする母親」
  • 第3章 近代家族イデオロギーによって急かされる「自立」—子どもにとっての安全基地の剥奪
  • 第4章 母親役割と意味づけに関する調査—シンボリック相互作用論を手がかりに
  • 第5章 子ども虐待の一因としての近代家族イデオロギー—児童虐待相談機関を訪れた母親たち
  • 第6章 近代家族イデオロギーからの脱却
  • 補章 もう1つの社会的養護—ニュージーランドの祖父母による孫の養育

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