かぐや姫と菅原道真 : 私の「竹取物語」論

書誌事項

かぐや姫と菅原道真 : 私の「竹取物語」論

糸井通浩著

(和泉選書, 188)

和泉書院, 2019.6

タイトル別名

かぐや姫と菅原道真 : 私の竹取物語論

タイトル読み

カグヤヒメ ト スガワラ ミチザネ : ワタクシ ノ タケトリ モノガタリ ロン

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注記

初出一覧: p223-224

内容説明・目次

内容説明

文学作品は読者によって生きる。本書は、物語の祖で、幼児の絵本・中学高校の古典の教材である『竹取物語』がいつ・どこで誕生したかを踏まえ、その同時代性や社会性を掘り起こした結果から、「菅原道真」こそ作者と想定している。都と鄙“丹後・讃岐”と伊勢をめぐる『竹取物語』の作品世界。

目次

  • かぐや姫と菅原道真(「ものがたり」の誕生—初めて確立した「もの」の「語り」;作者未詳の意味—説話と違う特定作者の「表現行為」;道真作者説の可能性—主題・モチーフの関係から;成立時期—八七五‐八九〇年を中心にその前後;物語の時代と舞台—今は昔、大和に帝がおられたころ;「竹取の翁」の名前—「讃岐のみやつこ」道真が重要な意味もつ;讃岐守の時代—都を離れ「文学」に力注ぐ道真)
  • 探究ノート 『竹取物語』の時代背景—「享受の精神構造」を掘り起こす(表現素材の系譜論・機能論—『竹取物語』を中心にして;『竹取物語』の月と〓(こう)娥伝説;伏見稲荷の神々と丹後の神々;羽衣伝説と「真名井」の道;地名「間人」について—『はし』という語を中心に;『竹取物語』作者圏と菅原道真)

「BOOKデータベース」 より

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