戸籍と無戸籍 : 「日本人」の輪郭

書誌事項

戸籍と無戸籍 : 「日本人」の輪郭

遠藤正敬著

人文書院, 2017.5

タイトル別名

戸籍と無戸籍 : 日本人の輪郭

タイトル読み

コセキ ト ムコセキ : 「ニホンジン」ノ リンカク

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内容説明・目次

内容説明

「日本人」とは誰なのか—近代日本において無戸籍者の存在は、家制度をはじめ徴兵、治安、福祉などに関わる政治・社会問題であると同時に、移民、引揚げに関わる国際問題であった。そして現代では家族生活の多様化に伴い、戸籍の必要性そのものが問われている。無戸籍者の歴史的変遷を辿り「日本人」の輪郭を改めて捉え返す労作。

目次

  • 「無戸籍」とは何か—戸籍がない「日本人」とは
  • 戸籍の役割とは何か—届出によってつくられる「身分」
  • 「無戸籍」という意味—「日本人」の証明なき「日本人」
  • 無戸籍の来歴—古代から近世まで
  • 近代日本戸籍の成立とその背反者
  • 家の思想と戸籍—「皇民」の証として
  • 「社会問題」としての無戸籍問題
  • 無戸籍となった越境者—移民、戦争、戸籍
  • 無戸籍者が戸籍をつくる方法—「日本人」の資格とは
  • 「無戸籍」と「無国籍」—「籍」という観念
  • 戸籍がないと生きていけないのか—基本的人権と戸籍
  • 戸籍がなくても生きられる社会へ

「BOOKデータベース」 より

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