書誌事項

漱石激読

石原千秋, 小森陽一著

(河出ブックス, 104)

河出書房新社, 2017.4

タイトル読み

ソウセキ ゲキドク

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注記

夏目漱石略年表 加藤夢三作成: p325-329

内容説明・目次

内容説明

漱石生誕一五〇年。まだまだこんなにも新しい読み方ができる—。漱石研究をリードしてきた名コンビが、一〇年の時を経て、電撃復活。難解とされる『文学論』を明快に解きほぐすことから始め、『吾輩は猫である』から『明暗』に至るまで、小説一四作品を素材に、漱石文学の豊潤な可能性を、阿吽の呼吸で語りつくす。作品あらすじ、登場人物相関図、漱石略年表付き。

目次

  • 序章 『文学論』から見わたす漱石文学
  • 1 『吾輩は猫である』『坊っちゃん』『草枕』を激読する(『吾輩は猫である』—深読みが止まらない;『坊っちゃん』—一気書き、一気読み;『草枕』—降りられない近代を生きぬく)
  • 2 『虞美人草』『坑夫』『夢十夜』を激読する(『虞美人草』—読めば読むほど、恐い;『坑夫』—だから藤尾は美禰子になれた;『夢十夜』—漱石文学を解く索引のよう)
  • 3 前期三部作を激読する(『三四郎』—「ダブル」の魅惑;『それから』—無意識は隠せない;『門』—これでは悟れるわけがない)
  • 4 後期三部作を激読する(『彼岸過迄』—心の探偵小説;『行人』—女も男も読んでいる;『こころ』—やっぱり、日本近代文学の頂点)
  • 5 『道草』『明暗』を激読する(『道草』—愛に満ちている;『明暗』—その愛はどこへ)

「BOOKデータベース」 より

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