介護はいかにして「労働」となったのか : 制度としての承認と評価のメカニズム

書誌事項

介護はいかにして「労働」となったのか : 制度としての承認と評価のメカニズム

森川美絵著

(現代社会政策のフロンティア, 9)

ミネルヴァ書房, 2015.1

タイトル別名

労働としての介護 : 福祉多元主義下の制度化と評価のメカニズム

介護はいかにして労働となったのか : 制度としての承認と評価のメカニズム

タイトル読み

カイゴ ワ イカニシテ「ロウドウ」 ト ナッタノカ : セイド トシテノ ショウニン ト ヒョウカ ノ メカニズム

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注記

参考文献: p311-330

初出一覧: p331-333

学位論文「労働としての介護 : 福祉多元主義下の制度化と評価のメカニズム」(東京大学大学院総合文化研究科, 2012.6博士(学術)学位授与)をもとに加筆修正を加えたもの

内容説明・目次

内容説明

介護保険制度は、介護をいかなる労働として可視化し、介護の社会的評価にいかなる貢献と課題をもたらしたのか。本書では、訪問介護の領域を検討範囲としつつ、制度創設以前の展開を含めた通史的観点から批判的に検証を行う。「介護の社会化」の功罪を「労働としての介護」という地平から社会学的に相対化することにより、介護労働の新たなパラダイム構築を展望する。

目次

  • 第1部 「介護の労働化」を問う視点と方法論(労働/ワークとしてのケアの分析概念化の展開;日本における「介護の労働化」を問う視点)
  • 第2部 介護保険制度以前—1970年代〜90年代後半(在宅介護労働の制度化過程における公的言説空間;「参加型」福祉社会における在宅介護労働の認知構造)
  • 第3部 介護保険制度の構想・開始段階—1990年代末〜2000年代初頭(「介護の社会化」の問題構制;介護報酬を通じた労働評価の枠組み;訪問介護労働の制度規範)
  • 第4部 介護保険制度の再編段階—2000年代半ば以降(「再編期」の介護給付パフォーマンス;「公的供給に値するケア」の変容;地位包括ケアに向けた労働実践の可能性と課題;「労働としての介護」の制度化に伴う課題)

「BOOKデータベース」 より

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