原因を推論する : 政治分析方法論のすゝめ Causal inference and political analysis

書誌事項

原因を推論する : 政治分析方法論のすゝめ = Causal inference and political analysis

久米郁男著

有斐閣, 2013.11

タイトル別名

原因を推論する : 政治分析方法論のすすめ

原因を推論する

タイトル読み

ゲンイン オ スイロン スル : セイジ ブンセキ ホウホウロン ノ ススメ

大学図書館所蔵 件 / 323

注記

引用参考文献: p250-263

内容説明・目次

内容説明

ある政治現象が起きた時、人はさまざまにその原因を推論する。その際、印象論ではなく、現状を客観的にとらえ、なぜその現象が生じたのかを経験的・実証的に分析するには、どのような作法に従えばよいか。一見、実証的にみえる分析の落とし穴に陥らないためには、どういった点に注意すればよいか。計量分析と質的分析に共通した方法とは何か。新たな理論・仮説を構築する方法とは?政治学のみならず、広く社会科学を学ぶ読者に向けて、身近で一般的な社会現象や政治現象を題材に、第一人者が軽妙洒脱に掘り下げて解説する。

目次

  • 説明という試み
  • 説明の枠組み—原因を明らかにするとはどういうことか
  • 科学の条件としての反証可能性—「何でも説明できる」ってダメですか?
  • 観察、説明、理論—固有名詞を捨てる意味
  • 推論としての記述
  • 共変関係を探る—違いを知るとはどういうことか
  • 原因の時間的先行—因果関係の向きを問う
  • 他の変数の統制—それは本当の原因ですか?
  • 分析の単位、選択のバイアス、観察のユニバース
  • 比較事例研究の可能性
  • 単一事例研究の用い方
  • 政治学と方法論

「BOOKデータベース」 より

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