韓国の都市下層と労働者 : 労働の非正規化を中心に

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韓国の都市下層と労働者 : 労働の非正規化を中心に

横田伸子著

(現代社会政策のフロンティア, 6)

ミネルヴァ書房, 2012.10

タイトル読み

カンコク ノ トシ カソウ ト ロウドウシャ : ロウドウ ノ ヒセイキカ オ チュウシン ニ

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注記

参考文献: p233-249

内容説明・目次

内容説明

韓国は、1960年代後半以降、現在に至るまで、驚異的な経済発展を遂げてきた。しかしその一方で、社会的格差は拡大した。本書では、経済発展とともに、韓国の労働社会がどのように変化したかを、生産労働者の労働市場構造の分析を中心に歴史的に跡づけ、その特徴や意味を明らかにする。とくに、労働をめぐる社会経済構造の変化を、1970年代に形成された都市下層との関係から、周辺的労働者の増大や労働の非正規化に焦点を当てて考察する。

目次

  • 序章 問題意識と分析視角
  • 第1章 開発年代における都市下層の形成と労働市場
  • 第2章 労働者大闘争と「87年体制」の成立—大企業と中小企業の「分断的労働市場体制」の成立
  • 第3章 「新経営戦略」の展開と「87年体制」の変化—大企業における内部労働市場構造の深化と「周辺労働者」の増大
  • 第4章 IMF経済危機以降の生産体制と「内部労働市場体制」の変化—「中核労働者」の非正規化を中心に
  • 第5章 ジェンダーの視点から見た韓国における労働の非正規化—「インフォーマルな性格の雇用」の増大と非正規労働者家族の特徴
  • 終章 新しい労働運動の模索のために—総括に代えて

「BOOKデータベース」 より

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