デンマークの光と影 : 福祉社会とネオリベラリズム

書誌事項

デンマークの光と影 : 福祉社会とネオリベラリズム

鈴木優美著

壱生舎 , リベルタ出版 (発売), 2010.11

タイトル読み

デンマーク ノ ヒカリ ト カゲ : フクシ シャカイ ト ネオリベラリズム

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内容説明・目次

内容説明

医療界に入り込んだ市場原理、教育に浸透する成果実義、規制緩和、自由選択と自己責任…「世界一幸福な国」は大きく変貌しつつある。高福祉国家に降りかかる、新自由主義の波。

目次

  • 序章 (福祉国家から福祉社会へ;デンマークの「小泉純一郎」政権;金融危機後の雇用情勢;デンマーク経済再建パッケージ;公共福祉削減の真相;セーフティネットの脆弱化が招く、格差拡大;本書の内容;デンマークの行政組織の階層とその役割)
  • 第1章 無料の代償(「高福祉」を支える税制度;教育制度の変容—「国際競争力」の名のもとに;揺れる医療制度)
  • 第2章 個人の意思尊重の代償(肥満との闘い;アルコール・薬物濫用と精神疾患;ドロップアウトする若者たち)
  • 第3章 寛大な福祉給付の条件(失業対策;年金制度—社会連帯から自己責任へ)
  • 第4章 選別される外国人(移民政策と国内の反発;「テロとの闘い」と「自由」のはざまで)
  • 第5章 フレキシキュリティの陰(社会民主主義の変容;労働組合とストライキ;金融恐慌の後で)

「BOOKデータベース」 より

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