家族 : 新しい「親密圏」を求めて

書誌事項

家族 : 新しい「親密圏」を求めて

岡野八代責任編集

(自由への問い / 齋藤純一 [ほか] 編, 7)

岩波書店, 2010.6

タイトル別名

家族 : 新しい親密圏を求めて

タイトル読み

カゾク : アタラシイ シンミツケン オ モトメテ

大学図書館所蔵 件 / 329

注記

ブックガイド・参照文献: 論文末

収録内容

  • 対論 : 新しい「親密圏」を求めて / 岡野八代, 加藤秀一 [述]
  • 消極的・積極的自由論の手前で / 岡野八代 [著]
  • 新しい家族が求める「自由」 : 家族法の視点から / 二宮周平 [著]
  • 「権利」意識と親密圏の自由 / 三輪敦子 [著]
  • 記憶と自由の予期 : アメリカ史における黒人女性の語り / 大橋稔 [著]
  • ドメスティック・バイオレンスが法に問いかけるもの : 家族における個人の尊厳・自由の要請とその基盤 / 小島妙子 [著]
  • 自己尊重とはどのように形成される感情か : 親密圏のなかでつむぐ記憶がもたらすもの / 柿本佳美 [著]
  • ジェンダー家族と生・性・生殖の自由 / 牟田和恵 [著]

内容説明・目次

内容説明

家族は、近代社会システムにおいて、公私二元論を前提に養育とケアの場として愛のイデオロギーの下に語られ、そこではとりわけ女性への抑圧と不自由が温存されてきた。しかし同時に、多様なかたちと実践をとおして、家族的なるもの、あるいは「親密圏」は、自由が育まれる豊かな可能性の場ともなってきたのではないか。そうした両義性と矛盾を見つめながら「家族」を論じることで、本書が構想するのは、従来の「自由」概念それ自体の不自由さを克服する自由論である。複数領域の研究者だけでなく、法律等の実務家もまじえ、多様な視座からアプローチする。

目次

  • 対論 新しい「親密圏」を求めて
  • 1 考察「公/私」の問い直しから(消極的・積極的自由論の手前で;新しい家族が求める「自由」—家族法の視点から)
  • 2 問題状況 女性にとって「親密圏」とは(「権利」意識と親密圏の自由;記憶と自由の予期—アメリカ史における黒人女性の語り;ドメスティック・バイオレンスが法に問いかけるもの—家族における個人の尊厳・自由の要請とその基盤)
  • 3 構想 新しい自由の胎動(自己尊重とはどのように形成される感情か—親密圏のなかでつむぐ記憶がもたらすもの;ジェンダー家族と生・性・生殖の自由)

「BOOKデータベース」 より

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  • 自由への問い

    齋藤純一 [ほか] 編

    岩波書店 2009.11-2010.7

    所蔵館1館

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB02415198
  • ISBN
    • 9784000283571
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    viii, 222p
  • 大きさ
    19cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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