愛国主義の創成 : ナショナリズムから近代中国をみる

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愛国主義の創成 : ナショナリズムから近代中国をみる

吉澤誠一郎著

(世界歴史選書)

岩波書店, 2003.3

タイトル読み

アイコク シュギ ノ ソウセイ : ナショナリズム カラ キンダイ チュウゴク オ ミル

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注記

年表: 巻末p1-2

参考文献: 巻末p3-18

内容説明・目次

内容説明

ナショナリズムは、近代世界を覆った最大の事象のひとつである。その力は、わたしたちが生きる現代にも、なお強い影響を与え続けている。清朝統治体制の再編と、外国勢力の介入に揺れる二〇世紀初頭の中国。やがて革命へと展開する激動の時代に、国を愛し団結することを訴える思想運動は、いかにして形成されたのか。海外移民と人種主義、都市秩序と国家意識、地理概念と歴史認識、身体と文明化、愛国者の死と追悼、などの多様な視角から、愛国主義の“光”と“影”をよみとく。ナショナリズムの文化=社会史。

目次

  • はじめに—梁啓超のアメリカ紀行
  • 第1章 愛国主義の歴史的位相
  • 第2章 同胞のために団結する—反アメリカ運動(一九〇五年)
  • 第3章 中国の一体性を追求する—地図と歴史叙述
  • 第4章 辮髪を剪る—尚武と文明への志向
  • 第5章 愛国ゆえに死す—政治運動における死とその追悼
  • 終章 愛国主義の論じかた

「BOOKデータベース」 より

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