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一九三〇年代のメディアと身体

吉見俊哉編著

(青弓社ライブラリー, 23)

青弓社, 2002.3

Other Title

1930年代のメディアと身体

Title Transcription

センキュウヒャクサンジュウネンダイ ノ メディア ト シンタイ

Available at  / 202 libraries

Note

著者: 野上元, 難波功士, 高媛, 北田暁大, 真鍋昌賢, 山口誠

Description and Table of Contents

Description

危機の時代に繰り返し参照されてきた「1930年代」。さまざまな知が戦争に向けた動員体制にのみこまれていったファシズムの時代として、この時代標識は「歴史は繰り返す」式の問題設定を引き出してきた。しかし、この時代の言説とメディアに堆積した生きた経験のなかに分け入っていくとき、どのような地平が開かれていくのだろうか。30年代のメディアと身体のありようについて、「総力戦の思想」「宣伝の思想」「観光の思想」「メディアの思想」「口演の思想」「放送の思想」という6つのテーマに焦点をあてて、われわれ自身の経験や実践、社会的リアリティの変容を考察し、現在を歴史的・立体的に把握する手がかりを探り出す。

Table of Contents

  • 第1部 1930年代という問題(1930年代論の系譜と地平)
  • 第2部 1930年代を読みなおす(1930年代と「戦争の記憶」—集合的記憶のメディア論的検討;プロパガンディストたちの読書空間;「2つの近代」の痕跡—1930年代における「国際観光」の展開を中心に;メディア論的ロマン主義—横光利一と中井正一、メディアの詩学と政治学;「新作」を量産する浪花節—口演空間の再編成と語り芸演者;「耳」の標準化—認定ラジオという逆説)

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