目次
序章 「無戸籍」とは何か
第一章 戸籍の役割とは何か―届出によってつくられる身分
第二章 「無戸籍」という意味―「日本人」の証明なき「日本人」
第三章 無戸籍の来歴―古代から近世まで
第四章 近代日本戸籍の成立とその背反者
第五章 家の思想と戸籍―「皇民」の証として
第六章 「社会問題」としての無戸籍問題
第七章 無戸籍となった越境者―移民、戦争、戸籍
第八章 無戸籍者が戸籍をつくる方法―「日本人」の資格とは
第九章 「無戸籍」と「無国籍」―「籍」という観念
第一〇章 戸籍がないと生きていけないのか―基本的人権と戸籍
終章 戸籍がなくても生きられる社会へ